外科医エリーゼ あらすじ
エリーゼ・ド・クロレンスは異世界ブリチア帝国の侯爵家に生まれ、皇后に至るまで上り詰めます。 しかし悪行の末、夫であるリンデン・ド・ロマノフ皇帝の命により火あぶりに処され、非業の死を迎えました。
次の生涯では、現代日本の高本葵として生まれ変わり、医師として人々を悩ませますが、飛行機事故で再び命を落とします。
今度の人生の記憶と医師としての知識を武器に、過去の挫折を覚悟しないと誓うエリーゼ。自らと周囲の運命を変えるために、まずはリンデン皇太子との婚約解消を試みますが、ミンチェスター皇帝から「考えある」を持ちかけられます。
天才な運命に抗いながらも、医師として人々を救うことを選んだエリーゼ。天才外科医としての知識と確信で未来を切り開き、ひたむきな医療ファンタジーストーリーです。
『外科医エリーゼ』最新刊は？
外科医エリーゼの最新刊は14巻で2025年2月5日に発売されました。14巻は135話から143話が収録されていて、143話が本編の最終回となります。また番外編として「外科医エリーゼ外伝上下巻」が3月5日に発売されています。
『外科医エリーゼ』最終回あらすじ（ネタバレ注意）
「外科医エリーゼ」最終回のネタバレを含みますのでご注意ください。
クリミア戦争後も忙しい日々を送りながらエリーゼとリンデンでしたが、やがて、詰めの愛は乗り越えりついに結婚を果たします。
現代では、女性が「あるエリーゼ皇后」に関する本を熱心に読みました。彼女はエリーゼの生家を訪れることを夢見ており、実際に訪れた際、ガイドからエリーゼの功績を聞かれます。16歳で医師となり、戦争に参加した彼女は、現代医学の母と称えられていました。
エリーゼの寝室には彼女とリンデンが微笑む写真が飾られ、「リンデン愛する妻」と記されています。そのとき、リンデンに似た無愛想な男性が現れ、女性は彼に館内を案内します。その彼女は記憶を持たずに転生したエリーゼと思われます。
最終回の感想
ついに『外科医エリーゼ』が最終回を迎えました。
特に印象的だったのはエリーゼとリンデンの結婚式のシーン。あまりの美しさに、何度もページをめくってしまいました。
誓いのキスのシーンでは、リンデンの表情が今までにないほど優しく、優しく描かれており、二人の幸福が画面を越えて伝わってきました。
また、現代パートの展開も見事で葵がエリーゼの医学書を前夜に必死に読み込む姿からは、時代を超えて受け継がれる医療への情熱が感じられました。 そして、ラストシーンで彼女が出会って、どこか懐かしさを感じた「あの人」にそっくりな男性。物語が終わってもまた別の物語を期待してしまう、そんな終幕でした。
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