「大災害は2011年3月」――この言葉を表紙に掲げた漫画『私が見た未来』が、東日本大震災の発生後に再注目されました。作者・たつき諒氏が夢で見た未来の出来事を描いたこの作品は、単なるオカルトの枠を超え、予言的中漫画として話題を集め続けています。この記事では、『私が見た未来』に描かれた予言の一覧と、それぞれの真相、そして今後注意すべきとされる未来の出来事について詳しく解説します。
『私が見た未来 完全版』幻の「予言漫画」がついに復刻！22年の沈黙を破り、作者が新たな警告を発表――「本当の大災難は2025年7月に訪れる」1999年に刊行され、東日本大震災を予言していたと話題になった伝説の漫画が、ついに完全版として再登場。絶版となって以来、中古市場では10万円を超える高値がついていた本作に、著者・たつき諒氏による新たな予知夢とその解説を加えた、待望の復刻版です。
『私が見た未来』とは？幻の漫画とその再評価
『私が見た未来』は1999年に実業之日本社より発刊されたエッセイ漫画で、作者・たつき諒氏が見たという”予知夢”をベースに構成されています。発売当初はそれほど注目されなかったものの、2011年の東日本大震災以降、「的中した」としてネットを中心に一気に再注目され、プレミア価格で取引されるまでに。
2021年には多くのリクエストに応えて『私が見た未来 完全版』が出版され、未収録だった夢の記録や詳細な解説が追加されています。完全版では、未来に起こるとされる重大な災害や出来事についても言及されており、そのリアルさと不気味さから話題を呼び続けています。
『私が見た未来』に登場する予言一覧
以下に、『私が見た未来』および『完全版』に記載された主な予知夢・予言をまとめます。
1. 東日本大震災（的中）
- 予知夢の内容：2011年3月に東日本で大きな地震が起きる。
- 現実の出来事：2011年3月11日、東日本大震災発生。マグニチュード9.0、津波と原発事故を伴う大災害。
- 評価：夢を見たのは1996年とされ、出版は1999年。表紙に書かれた「大災害は2011年3月」の文字が注目され、予言が的中したとされる最大の根拠となっています。
2. 富士山噴火（未発生）
- 予知夢の内容：富士山が噴火し、多くの人々が避難する光景。
- 現実の出来事：2025年7月に起こると予想されているが、現在（2025年5月）時点では未発生。
- 評価：『完全版』で詳細に解説されており、災害への備えとして注目されています。
3. 首都圏の大地震（未発生）
- 予知夢の内容：東京近郊で震度6以上の地震が発生。インフラに大きな被害。
- 現実の出来事：未発生だが、政府も想定している首都直下地震と一致。
- 評価：具体的な時期は記されていないが、備えの必要性が語られています。
4. 南海トラフ地震（未発生）
- 予知夢の内容：西日本を中心に巨大地震が発生。津波被害。
- 現実の出来事：未発生。ただし、政府が「今後30年以内に70〜80％の確率で発生」として警戒中。
- 評価：他の予言との整合性が取れているとして注目されています。
予言の信憑性とたつき諒氏のスタンス
たつき諒氏自身は、漫画の中で「これは科学的根拠に基づくものではない」と明言しており、あくまで自身が見た夢を記録しただけであると述べています。
また、『完全版』の出版にあたり、「不安を煽るためではなく、災害に備えるために読んでほしい」とコメントしており、読者に冷静な受け止め方を呼びかけています。
科学者や気象予報士の中には、「夢と現実が偶然一致したにすぎない」とする意見もありますが、具体的な年月や被害の状況がかなり現実と合致していたことから、少なからず信じる人も多くいます。
今後注目すべき予言と防災の重要性
現在注目されているのは、2025年7月に起こるとされる大災害です。たつき氏によれば、これは富士山噴火に関連しており、日本列島に大きな影響を与える出来事だとされています。
この予言が的中するかどうかは誰にもわかりません。しかし、東日本大震災の例を見れば、備えをしておくことの重要性は言うまでもありません。各家庭で防災グッズを準備し、避難経路の確認や地域の防災マップを見直すなど、今できることから始めていくことが大切です。
まとめ
『私が見た未来』は、エンタメとリアリティの境界線に立つ不思議な作品です。予言が当たるかどうかを議論するよりも、それをきっかけに「もしも」の事態に備える意識を持つことが、最も有意義な読み方ではないでしょうか。2025年の予言を前に、今一度、家族や地域と防災について話し合う機会を作ってみてはいかがでしょうか？